短歌と関係ない話です。バンコクにはBTSというゆりかもめ的な高架鉄道があって、Suicaみたいなカードもあります。で、そのSuicaには、回数券を入れることができるのです。たとえば、「15回乗車で465バーツ」という回数券があって、これを買ってカードをタッチすれば、465割る15で、一回31バーツで乗れます。そうすると、定価40バーツの距離は回数券を使った方が安くなりますが、今度は逆に、定価15バーツの距離は、回数券を使わずに払った方が安くなりますよね。
で、問題はこのSuicaみたいなカードが、回数券を一回入れちゃうと、乗った区間に関わらず、必ず回数券が消費されるのです。
でですね、ぼくはいま、ちょっと遠い場所にあるオフィスに行くための回数券入りSuicaと、近所でチョイ乗りするための通常Suicaを持っておりまして。さらに話をややこしくして恐縮なのですが、その近所でチョイ乗りするためのSuicaが、タイ航空の限定デザインで、飛行機が空を飛んでいる写真のSuicaなんです。つまり、遠いオフィスに行くためのSuicaが通常デザインで、ほんの近所に行くためのSuicaが飛行機のデザインっていうのが、めちゃくちゃ混乱するのです。なんでぼくは、遠くへ行くための回数券を、飛行機のほうに入れなかったのでしょうか。飛行機のほうが、絶対遠くに行きそうじゃないですか?