十一月四日(日)

物持ちがいいというのが悪口であったことにも気付きはじめる

「物持ちがいいね」というのが「いつまでも薄汚い肩掛けのバッグ使ってんじゃねえぞ、このタコ!」という意味であることに、気付いてしまうのが人生である。いや、そんなこともないか。ぼくはものすごく薄汚い財布を使っているけれど、「物持ちがいいね」と言われたことはない。本当にみすぼらしく見える場合には、「物持ちがいい」とも言ってもらえないらしい。だから、やっぱり「物持ちがいい」というのは悪口じゃなくて、褒め言葉なのでしょう。失礼しました。

財布って、いろんなところに売っているからよくぼんやり見ちゃうんだけど、何百という財布を見ても「いまの財布の方が圧倒的にいいわね」と思っちゃう。

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