十二月四日(火)

つめ伸びた ぼく野比のび太 背も伸びた おいドラえもん つめ切りを出せ

すこし前に、ランチタイムにとくダネ!の小倉さんが病気で膀胱を摘出するというニュースを読んで、たまにそのことを思い出している。膀胱を摘出して、その後に大変なリハビリをしなければならないという状況は、精神的にとてもしんどいと思う。手術の何週間も前から、朝起きてから夜寝る直前まで、本当にそればっかり考えてしまうんだろう。ぼくもそんなことを想像しているうちに、胸が苦しくなって、泣きたくなってしまう。

世の中には、病気の人がいっぱいいるんだと思う。そのなかには、何気なく受けた定期検診で、いきなり重い病気が見つかった人もいるかもしれない。きっと自分が病気になって、その一員になることで、はじめて「世の中にはこんな思いで病気と向き合っている人がたくさんいたのだ」ということを、身をもって知るのだろう。今でももちろん、世界中に病気で苦しんでいる人たちがいることは知っている。けど、やはりまだ本当の意味ではわかっていないんだろうな、とそんなことを考えている。

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