薄くスライスされた二枚のバナナチップスに、タマリンドのジャムを挟んだお菓子がありまして、タイのスーパーにはよく売っています。それが私、大好きなんですけど、ふと「組み合わさった二枚のバナナのサイズが、綺麗に一致してるなあ」と思ったのです。大きいバナナは大きいバナナと、小さいバナナは小さいバナナと綺麗にペアを作ってるんですね。
ジャムをはみ出さないように挟むためには、ハンバーガーのバンズと同じで、二枚のバナナチップスの大きさがほぼ一致する必要がありますよね。でも、バナナって自然のものだから、上と下がゆるやかに尖ってるじゃないですか。だから、スライスしていくと、どうしても小さなスライスと大きなスライスが出来ちゃうでしょう? で、工場で単純に二枚のスライスをくっつけただけでは、バラバラの大きさで、ジャムもはみ出しちゃう可能性がある。どうやって同じサイズのバナナチップのペアを作るか、って考えた時に、スライスの厚みを同じにすれば、バナナって体積あたりの質量は大して変わらないだろうから、重さで分けてペアを作れると思うんですね。ただ、そうなるとおそらくかなり小さな単位で重さを計らなきゃいけなくて、素人考えですけど、一枚一枚重さを計っていたら、生産スピードが落ちそうじゃないですか? そもそも体積あたりの質量が、バナナの上の方と下の方で本当に同じなのか、個体差はないのか、っていうのもわからないし。さらにいうと、ジャムの量もバナナチップの大きさで調整しないといけないですよね。あれどうやって生産してるのか、まじで工場見学してみたいです。