大学三年生のころ、一年生の後輩数人と夜道を歩いていたときに、ふとGのBが現れたのですね。ある女の子が「キャア」と悲鳴をあげて飛び退いたのですが、一人の男の子が「こんなの別に大したことないぜ」というようなことを言って、勢いよくGのBを踏みつけたのです。パーンという音が炸裂して、彼は「俺の田舎はGのBなんていっぱいいるから」とスカした顔をしていたのですが、女の子、めちゃくちゃ引いていて、ぼくはそのときに人生で初めて、「自分がイケてると思っていることが、他人にとってはイケてない場合がある」ということを学びました。
四月二日(火)