世のお医者さんたちは、学生のころ、どういうきっかけで医者になりたいと思ったのだろう。
六十歳くらいになれば、起きている時間のうちニ割くらいは、病気について考えるのだろう。それにくらべて十代は、好きな人のことやファッションのこと、勉強にスポーツ、そういうことを考えがちである。病気はあまりしないのだから、当然だ。医者たちは、病気に縁遠いその時分から、医者になろうと思っていたのだ。
自分がなりたいというわけでもないし、なれるわけでもないけれど、なぜか最近、医者という職業にものすごく興味があります。もう、メンタルが高齢者の仲間入りをしているのか。