小学生のとき、実家の外壁がピンク色だった女の子がいて、その子は「うちの壁がピンクなのは日光で変色したせいで、あれは意図したものではなく、もともとは普通の白色だった」って言っていてずっと信じていたのですが、いま思えばちょっとあやしい気もします。でも、そのすぐそばの団地に住んでいたぼくからすると、ピンクでも緑でも、一軒家に住んでいるという時点で色なんて関係なく、とても羨ましかったです。彼女からすると、実家がピンクなの、恥ずかしかったのかもしれない。あくまでうすーいピンクだったんですけどね。
二月十二日(火)