「楽しみにしすぎて熱が出る」っていうのが、すごく好きである。知恵熱的な。もう、許しちゃうね。ぼくも、なにかにつけて楽しみにしすぎて熱が出ちゃう大人になりたい。なんというか、「病は気から」を素で行く感じが、非常に愛おしいのである。ロシア文学も、プーシキンとか、ツルゲーネフとか、ドストエフスキーとか、登場人物が嫉妬や情愛で、すぐ病気になったり、異常にハイになったりするところがいい。